はじめに
Apex Legendsの配信や海外実況を見ていると、日本語だけでは少し拾いにくい言葉が出てくることがあります。「gosu」「chobo」「hasu」などはその代表で、どれも韓国語圏のゲーム文化と関係が深い表現です。
日本のApex界隈では、GOSUクランの名前から「gosu」という単語を知った人も多いと思います。ただ、gosuはクラン名だけを指す言葉ではありません。もともとは韓国語の고수に由来し、ゲームがうまい人、達人、腕利きといった意味で使われてきた言葉です。
この記事では、Apexの配信や海外コミュニティで見かける韓国語由来のスラングを中心に、gosu、chobo、hasu、bonjwaの意味を整理します。あわせて、キャリーやクラッチ、スマーフ、チーミング、ブースティングのようにApexでよく聞く周辺用語も簡単にまとめます。
gosu:達人を意味する韓国語

gosuは、韓国語の고수に由来する言葉です。日本語にすると「達人」「エキスパート」「腕利き」に近い意味になります。ゲームでだけ使われる新しい造語ではなく、もともとは囲碁の達人や武術の高手を指すような古い言葉として知られています。
ゲーム文脈では、圧倒的にうまいプレイヤーを褒めるときに使われます。Apexでいえば「あの選手、gosuすぎる」「今の1v3は完全にgosu」のようなニュアンスです。日本語の「猛者」「うますぎる人」にかなり近いですが、韓国eスポーツ文化の響きが残っている言葉でもあります。
gosuが世界中のゲーマーに広がった背景には、韓国のStarCraft eスポーツ文化があります。StarCraftの時代から、強いプレイヤーを指してgosuと呼ぶ流れがあり、その後FPS、RTS、格闘ゲームなど、いろいろなジャンルに広がっていきました。
Apexでは、韓国出身のプロや配信者を褒める場面で見かけることがあります。また、動画タイトルで「猛者クラン gosu」のように使われたり、クラン名として転用されたりすることもあります。GOSUクランそのものについて知りたい場合は、メンバーやCRとの関係まで整理したGOSUクラン完全ガイドを読むとわかりやすいです。
ここで大事なのは、gosuという言葉の意味と、Apex界隈で知られるGOSUクランの話を分けて見ることです。言葉としてのgosuは「うまい人」を指す広い表現で、GOSUクランはその言葉を名前に持つApex周辺の有名なクランとして理解すると混乱しにくくなります。
chobo / hasu:初心者・下手を意味する対義語

gosuの反対側にある言葉として覚えておきたいのが、choboとhasuです。choboは韓国語の초보に由来し、「初心者」「未熟者」という意味で使われます。ゲームを始めたばかりの人、まだ動きに慣れていない人を指す表現です。
choboは、日本語でいう「初心者」に近い言葉です。必ずしも強い悪口というより、経験が浅い状態を指す言葉として見たほうが自然です。もちろん、使い方によっては煽りっぽく聞こえることもありますが、語そのものは「まだ慣れていない人」という方向の意味を持っています。
hasuは韓国語の하수に由来し、こちらは「下手」「雑魚」に近いニュアンスで説明されることが多い言葉です。choboが初心者寄りなら、hasuはプレイのうまくなさを指す方向が強めです。
Apexのようなチームゲームでは、味方に向けてこうした言葉を軽く使うと空気が悪くなりやすいです。海外チャットや配信のコメント欄で意味を理解するぶんには役立ちますが、自分から人を下げる目的で使う言葉として覚える必要はありません。
セットで覚えるなら、gosuは「うまい人」、choboは「初心者」、hasuは「下手な人」くらいの整理で十分です。厳密な韓国語の細かい使い分けまで踏み込まなくても、Apexの配信を見るうえでは、この3つの方向性を押さえておけばだいたい意味を追えます。
bonjwa:StarCraft特有の王者用語

bonjwaは韓国語の본좌に由来し、「王」「絶対王者」のような意味で語られるゲーム用語です。gosuと同じく韓国eスポーツ文化と関係がありますが、ApexやOverwatchで広く使われる言葉というより、StarCraft特有の色が強い表現とされています。
そのため、Apex配信でbonjwaを頻繁に聞くかというと、gosuほどではありません。海外のゲームコミュニティを横断して見ていると出会うことはありますが、Apex用語として最優先で覚える単語ではないです。
意味だけ拾うなら、「その時代の王者」「別格の存在」くらいに考えるとわかりやすいです。単にうまい人を指すgosuよりも、もっと象徴的で、トップ中のトップに近い雰囲気があります。
Apex文脈で無理に使うより、StarCraft由来のeスポーツ用語として知っておく程度がちょうどいいでしょう。gosu、chobo、hasuと比べると、Apexの日常会話での実用度は低めです。
その他のApex頻出用語
韓国語由来ではありませんが、Apexの配信や解説でよく出る用語も一緒に押さえておくと、試合の流れがかなり追いやすくなります。
キャリーは、1人のプレイヤーがチームを勝利に運ぶような活躍をすることです。ランクで味方を引っ張ったり、戦闘で大きくダメージを出したりしたときに「キャリーした」と言われます。
クラッチは、不利な状況から逆転して勝つことです。Apexでは味方が落ちたあとに1人で敵を返す場面や、人数不利のファイトをひっくり返す場面で使われます。gosuと一緒に使うなら、「今のクラッチはgosu」くらいの褒め方になります。
スマーフは、高ランクのプレイヤーが低ランク帯に入る不正行為として扱われる言葉です。Apexではマッチの公平性に関わる話題としてよく出ます。詳しくはAPEXスマーフ問題まとめで整理しています。
チーミングは、本来は敵同士である別チームが協力する不正行為です。ランクやカジュアルで複数チームが意図的に手を組むと、通常のバトルロイヤルとして成立しなくなります。談合との違いを知りたい人は、チーミングと談合の違いもあわせて見ると理解しやすいです。
ブースティングは、他人にランクを上げてもらう不正行為です。自分の実力とは違うランクに上がるため、マッチ環境にも影響します。こちらはブースティング解説で詳しく扱っています。
なぜ韓国語スラングが広まったのか
gosuのような韓国語由来の言葉がゲーム文化に広まった理由を考えるうえで、StarCraftの存在は外せません。韓国ではStarCraftを中心にeスポーツ文化が大きく発展し、その中で使われていた言葉が海外のゲーマーにも届いていきました。
とくにgosuは、強いプレイヤーを短く褒められる言葉として使いやすかったのだと思います。日本語の「猛者」や英語の「pro」に近い感覚で、ゲームのジャンルをまたいで使えるため、FPS、RTS、格闘ゲームなどにも広がりました。
Apexは韓国出身のプロや配信者の存在感もあり、海外RedditやTwitchの文脈を通じて、こうした言葉に触れる機会があります。日本語圏でも、配信の切り抜きや動画タイトル、クラン名を通じて、gosuという単語だけ先に知る人が増えました。
ただし、Apexで見かける言葉がすべて韓国語由来というわけではありません。キャリーやクラッチのように英語圏のゲーム用語も混ざっています。由来を分けて覚えるより、まずは「褒め言葉なのか」「初心者を指すのか」「不正行為を指すのか」という用途で整理すると実戦的です。
まとめ
gosuは韓国語の고수に由来し、達人、エキスパート、腕利きを意味する言葉です。Apexでは強いプレイヤーを褒めるときや、GOSUクランの名前を通じて見かけることがあります。
choboは초보で初心者、hasuは하수で下手な人に近い意味です。bonjwaは본좌で王や絶対王者のような意味を持ちますが、Apexではgosuほど一般的ではなく、StarCraft特有の用語として知っておくくらいで十分です。
周辺用語としては、キャリー、クラッチ、スマーフ、チーミング、ブースティングもよく出ます。褒め言葉と不正行為の言葉が混ざっているので、意味を取り違えないようにしておきたいところです。
関連記事もあわせてどうぞ。